服装の色の効果と活用方法

高田

この記事を読むと、下記の内容がわかります。

  • 服装の色によって、自分や相手にどんな効果があるのか
  • 服装の色によって、心や体にどんな影響が出るのか
  • 色の使い方の注意点を知りたい

色の効果

色は、相手に「無言のメッセージ」を送る効果があります。

例えば、信号機の色は「青(進め)、黄(注意)、赤(止まれ)」と、すぐに理解することができますよね。

信号機
青(進め)・黄(注意)・赤(止まれ)
と、すぐにわかります。

そして、東洋大学でこんな実験も行われました。

『被験者に目かくしをして、「赤い部屋」と「青い部屋」に順番に入ってもらう』という実験です。
ちなみに、赤い部屋は机や椅子、壁や床、カーテンまですべて赤で統一。逆に、青の部屋はすべて青で統一。

すると、目が見えないのに、赤い部屋では心拍数は増加し、血液・体温とも上昇。
青い部屋では心拍数は減少し、血圧・体温とも下がるという結果になりました。

つまり、私たちは「目で色が見えていない状態」でも、「皮膚から色を感じている」ということなのです!

この実験で、色は無意識に人体に影響を及ぼしていることがわかるかと思います。

詳しい実験は「情報労連」でも紹介されています。(こちらをクリック

赤い部屋と青い部屋
「目隠し」して部屋にいても、体温が変わります!

服装の色と効果・活用方法

それでは、服装の色と効果、そして、その活用方法を紹介したいと思います。

実は、色は「その色を身につけている本人」と「その色を見ている周りの人」の両方に影響があり、効果絶大です。

ちなみに、下記の「目次」にない色、例えば「黄緑色は、黄色+緑色」、ピンク色でも「薄いピンクは、白色+ピンク色」、「濃いピンク色は、赤色+ピンク色」など、2つのイメージを合わせて考えて下さいね。

服装の色
黄緑・薄ピンク・濃いピンク
「黄緑は黄色+緑色」「薄ピンクはピンク+白」
「濃いピンクはピンク+赤」で調べましょう

「赤色」服装の色の効果とは?

「赤」は一言でいうと、パワフルでエネルギッシュに見せてくれる色です。
特にエネルギーを感じさせるアクティブな色です。
具体的には、太陽や炎など活発なイメージを連想させますね。
そして、他のどの色よりも強い刺激があります。
つまり視界に飛び込んでくる赤は、目を引き印象に残りやすい色という事です。

赤の効果

赤色の印象

【良いキーワード】

 情熱、勇気、勝利、積極的

【悪いキーワード】

 怒り、暴力、警戒

【身につけた時に、相手に与える印象】

 行動力がある
 頑張り屋
 元気
 指導者

 派手好き
 まわりを疲れさせる
 慎重さに欠ける
 怒りっぽい

服装の色 赤
情熱的で積極的な印象になります

「赤色」の心や体への効果

目を引き関心を集める
気持ちを前向きにさせる
アドレナリンを分泌し、興奮を促す
熱や暖かさを感じる

「赤色」を身につける効果

明るい赤は元気を与え、人を積極的・活動的にさせます。
そして、赤は「リーダーシップの色」でもあるので、演説や会議の時に取り入れると注目度が上がります。
特に、ケネディ大統領が大統領選のときに「赤いネクタイ」を着用した話は有名です。
赤を身につけることでアドレナリンの分泌が活発になり、「戦って勝ちたい欲求」を引き上げてくれます。
ちなみに、ゴルフのタイガーウッズ選手や宮里藍選手も戦いの最終日に必ず赤い上着を着るそうです。

さらに、「ロマンティックレッド効果」という言葉を聞いたことがありますか?
2008年に研究成果として発表されたもので、「赤色に身を包んだ女性は魅力が高くなる」という効果です。

写真の背景が赤である、赤い服を着ているなど「赤」によって印象付けられている女性の方が、男性が積極的にアプローチをするようです。

赤をワンポイントにした服装で男性と話をするだけでも、魅力を感じてもらえる可能性があるので、上手に活用してみて下さい。

ただし、男性が「赤色の服」、背景が「赤色」の場合は、あまり意味がありません。つまりロマンティックレッド効果とは、女性特有のものです。

服装の色
黄色と赤
赤色に身を包むと(男性から)魅力的に見えるそうです

「赤色」を使用する時の注意

赤は「使用する量・回数」が多いと、「くどい」といった嫌悪感を与えてしまいます。
そして、赤には欲望のエネルギーが集まります。
具体的には「もっと成功したい」「もっと欲しい」「もっと~」と攻撃的になり、抑えが効かず本能のまま動いてしまうので注意しましょう。

「橙色(オレンジ)」服装の色の効果とは?

「橙色」は一言でいうと、にぎやかで陽気に見せてくれる色です。
赤色と黄色のイメージの良い所を取ってきた色で、ビタミン的な役割になっています。
特に、喜びや幸福感、親しみ、元気、といったポジティブな印象を強く受けます。

実は、「自分が元気なのかどうか」は、橙色を見たときの印象で判断できます。
具体的には、美味しそうとか楽しい気持ちになるなら元気な証拠です。
逆に、うるさく感じたり眩しいと思うときは気持ちが弱っているときです。

橙色の効果

橙色の印象

【良いキーワード】

 にぎやか、喜び、陽気、家庭的、

【悪いキーワード】

 わがまま、下品、八方美人

【身につけた時に、相手に与える印象】

 チャレンジ精神が旺盛
 人懐っこい
 仲間意識が強い
 社交性が高い

 元気に見られたい
 何にでも首を突っ込む
 うるさい
 ノリが合わないとダメ

服装の色
橙色
陽気で明るい印象になります

「橙色」の心や体への効果

賑やかさを感じ、陽気な気分になる
エネルギーと開放感を与える
親しみが生まれ、仲間意識を高める
緊張を和らげ、力を出せる状態にする

「橙色」を身につける効果

初めての場で、気軽に人と交流をしたい場合に助けてくれる色です。
さらに、仲間意識を高める色なので、相手に自分を「いい人だ」と感じさせることができます。

また、本気を出したいときに効果を発揮する色です。
つまり、プレッシャーから来る緊張を弱めて、力を出せる状態にしてくれます。
特に、スポーツで結果を出したいときに身につけると効果的です。

「橙色」を使用する時の注意

使いすぎると、しつこい、ケバケバしい等といった印象になります。
また、人情に厚いところが「おせっかいだ」と感じさせることもあります。

「黄色」服装の色の効果とは?

「黄色」は一言でいうと、「元気で無邪気に見せてくれる色」です。
特に、黄色は有彩色の中で一番明るい色です。
具体的には、光や太陽のイメージが浮かびますね。

見ているだけで心を弾ませ楽しい気分にさせてくれるので、特にコミュニケーションを円滑にしてくれます。

しかし、はっきりした黄色は、「派手なのは恥ずかしい」という日本人にとって身につけるのが苦手な色でもあります。

黄色の効果

黄色の印象

【良いキーワード】

 楽しい、元気、明るい、無邪気

【悪いキーワード】

 危険、緊張、軽率

【身につけた時に、相手に与える印象】

 明るい
 好奇心旺盛
 知識欲が強い
 無邪気
 頭の回転が速い

 子供っぽい
 周りの状況を考えない
 浪費が多い

服装の色
黄色
明るく元気な印象になります

「黄色」の心や体への効果

集中力を発揮させる
判断力がUPする
注意をうながす
気分が明るくなる

「黄色」を身につける効果

明るい色の効果で、心身が軽くなります。そして、明るい笑顔が多くなります。
また、好奇心旺盛な気持ちになるので、新しいことを始めるときには勢いがつきます。
そして、脳を刺激する黄色は、アイデアが欲しいときに閃きを与えてくれます。

特に、黄色の服を着ている人は話しかけやすい印象になります。

さらにコミュニケーションを広げていきたいとき、黄のイメージは楽しく親しみやすい雰囲気を作ってくれます。服装にワンポイント、少しだけでも取り入れてみましょう。

「黄色」を使用する時の注意

元気で賑やか明るいのが黄色ですが、実は度を超すと「うるさい」イメージになります。
特に、神経や感覚が敏感になっているときは、やたらと黄色が気になります。

また、精神的ストレスを抱えているときにも黄色にイライラを感じるので、控え目にしましょう。

「緑色」服装の色の効果とは?

「緑色」一言でいうと、「穏やかで健やかに見せてくれる色」です。
特に、黄色と青色の混色でも作られる緑は、2つの色と似たイメージも持っています。
そして控えめな色なので、他の色とバランスがとれます。
また、木や森などの自然の色でもあるので、気持ちを穏やかにし、心をリラックスさせてくれます。

緑色の効果

緑色の印象

【良い印象】

 調和、安全、癒し、健康

【悪い印象】

 未熟、受動的、保守的

【身につけた時に、相手に与える印象】

 平和主義
 植物が好き
 穏やかな人が好き
 リラックスしている
 バランス感覚がいい

 緊急事態に弱い
 色気ない
 脇役タイプ

服装の色
緑色
平和的で穏やかな印象になります

「緑色」の心や体への効果

心や身体の疲れをいやす
疲れた目を休ませる
鎮静作用で緊張を緩和する
リラックスの作用がある

「緑色」を身につける効果

緑を身につけることによって「自然体でいこう」という気持ちになれます。
具体的には、柔らかい表情を出したり、緊張をほぐすのにも効果的です。
さらに、人間関係のトラブルを無くすことができ、バランスをとりながら物事を進めようと意識を傾けてくれます。

ちなみに、淡い緑は体をリラックスさせる効果もあるので、気持ちも穏やかになります。
そうすると、相手に合わせる優しさが生まれ、自己主張を抑えて柔軟な考え方ができる効果もあります。

緑色を使用する時の注意

日本では印象が良い色ですが、欧米では、「死・毒・怪物・不幸」などを連想させる方もいます。
また、「優柔不断で自分の意見を言えない」という印象を与えることがあります。

「青色」服装の色の効果とは?

「青色」は一言でいうと、「爽やかで誠実に見せてくれる色」です。
具体的には、青色からは空や海、水といった広大な自然のイメージが浮かびますね。
その為、好む人が圧倒的に多く、嫌う人が少ないというのも特徴となっています。
特に好感度が高く、世界的に見ても一番人気が高い色の系統です。

青色の効果

青色の印象

【良いイメージ】

 知的、信頼感、誠実、爽快感

【悪いイメージ】

 冷たい、孤独、悲しみ

【身につけた時に、相手に与える印象】

 信用できる
 慎重である
 相手を尊重する
 サポーター的
 品性がある

 優柔不断
 冷たい印象
 ルールにとらわれる

服装の色
青色
誠実で知的な印象になります

「青色」の心や体への効果

集中力を高める
興奮を押さえ、気持ちを落ち着かせる
時間経過を遅く感じる
睡眠を促進する

「青色」を身につける効果

青系の色を使うと、知的で控えめな印象になります。
また、感情に走らず理性的になる青の力は、目標までやり抜く意志の強さを与えてくれます。
さらに青は規律を感じさせ、言葉遣いやルールを守る意識が高くする力があります。

特に目や顔や脳といった首から上の癒やしには青が効果的です。
緑色と共にリラックス効果があります。

ちなみにネイビーは「親しみやすく謙虚」な印象と、「黒と同じくらい堂々とした威厳」も感じさせる色なのでビジネスで威力を発揮します。

「青色」を使用する時の注意

青は寒色系(冷たさを感じる色)の中で一番冷たい色で、精神を沈静化させ抑制させます。
つまり、使いすぎると「堅苦しい」「融通がきかない」印象となるので注意しましょう。

「紫色」服装の色の効果とは?

「紫色」を一言でいうと、「高貴でミステリアスに見せてくれる色」です。
また、動の赤と静の青、相反する色が共存しているため「高貴と下品」「神秘と不安」など二面性をもっています。
その為、どちらかというと避ける人の方が多く、好き嫌いが分かれやすい色です。

しかし、青と赤が混ざり出来上がる紫は、感性を鋭くしインスピレーションを高めてくれます。
また、他の色より心に訴えかけてくる作用がも大きく、精神の状態を写し出します。

ちなみに、紫を見て優雅さや神秘的な雰囲気を感じるときにはプラスの思考が、下品で卑しい気分を感じるときはマイナスな思考が働いていると考えられます。

紫色の効果

紫色の印象

【良い印象】

 上品、優雅、妖艶、神秘

【悪い印象】

 不安、下品、孤独

【身につけた時に、相手に与える印象】

 美意識が高い
 精神性が高い
 ミステリアス
 自分のセンスに自信がある
 繊細

 こだわりが強い
 協調性がない
 現実逃避

服装の色
紫色
上品でミステリアスな印象になります

「紫色」の心や体への効果

想像力をかき立て感性を豊かにする
勘を鋭くする
緊張や不安を癒し穏やかな気分を与える
催眠効果がある

「紫色」を効果的に身につける方法

上品さや神秘的な印象を与える色なので、高級感や敷居の高さ、特別感を相手に与えたい場合に使用すると効果的です。

また、紫のものは心や体のバランスを整えてくれます。
具体的には、筋肉の緊張の緩和、感情の乱れなど頭部に関係した症状に対して自己回復を促してくれます。

そして、気分を落ち着かせ安眠の効果もあるので、実はパジャマなどに使用するのもよいです。

「紫色」を使用する時の注意

神経質で扱いにくい印象を与えることもあるので、ビジネスシーンでは使用するときに注意が必要です。
また、不良や反社会的な組織のイメージをもたれやすい色でもあります。

「ピンク色」服装の色の効果とは?

「ピンク色」は一言でいうと、「幸福で優しい人に見せてくれる色」です。
そして、柔らかく優しい印象をもつピンク色は、女性的なイメージが強い色です。
特に、心や体に満ち足りた気分をもたらしてくれます。

実は、ピンク色は幸せな気分を作り、女性ホルモンの分泌を助けます。
身につけると血行を良くし、肌の潤いを保つので、積極的に取り入れたい色です。

ピンク色の効果

ピンク色の印象

【良いキーワード】

 可愛い、幸福、愛情、優しい

【悪いキーワード】

 幼稚、弱い、不安定

【身につけた時に、相手に与える印象】

 優しい
 思いやりがある
 育ちがいい
 甘え上手
 相談に乗ってくれそう

 ちゃっかりしている
 結果を人のせいにする
 自分をかわいく見せたい

服装の色
ピンク色
思いやりがあり優しい印象になります

「ピンク色」の心や体への効果

幸せな気持ち、優しい気持ちになる
緊張をやわらげる
心も体も若くなる
愛情を求めるようになる

「ピンク色」を身につける効果

攻撃的な感情を鎮め、心の動きを安定させてくれます。
特に、社交的な場面で身につけると効果的です。
また、自分自身も、それを見ている相手の緊張もほぐしてくれる色です。
さらに、小さな子供や傷ついた人に会う時に着ていくと、相手も癒されます。

男性はピンク色を避けがちですが、実は身につけると「話をきちんと聞いてくれそうなイメージ」を演出できます。
実は、女性とのコミュニケーションを取りやすくなる効果が期待できます。

「ピンク色」を使用する時の注意

色が及ぼすマイナス面があまり見当たらない色ですが、過度にあると不快感が生じます。

また、幸福いっぱいのピンク色は、「戦いの場」にはふさわしくありません。
つまり「かよわい」「甘えた」「ノー天気」という印象を与えてしまいます。
その為、TPOを考えて使用しましょう。

「茶色」服装の色の効果とは?

「茶色」は一言でいうと、「堅実で安定した人に見せくれる色」です。
特に木や土、大地といった自然を感じさせる茶色は、温もりや居心地の良さといった安心感があります。
つまり、空間の中に馴染み目立たず調和します。

しかし、好きか嫌いかと聞かれたら「嫌い」と答える人が多い色でもありますが、常に身近にあり暮らしの中に溶け込んでいるので飽きることのない色です。

実は大人にならないと良さが分からない色とも言えます。

茶色の効果

茶色の印象

【良い印象】

 温和、安定、伝統、堅実

【悪い印象】

 地味、頑固、退屈

【身につけた時に、相手に与える印象】

 堅実的
 信頼がおける
 自然志向
 落ち着いている
 コツコツやりたいタイプ

 頑固者
 遊び心に欠ける
 不満を我慢する

服装の色
茶色
堅実で落ち着いた印象になります

「茶色」の心や体への効果

緊張を緩和する
堅実さや信頼感を与える
温もりを感じさせる
伝統や歴史を感じさせる

「茶色」を身につける効果

節約色、倹約色でもあります。
また、堅実さや安定を求める気持ちになるので、衝動を鎮め、浪費を抑えてくれます。

そして、原点回帰したいときに身につけるとよい色です。
そうすると、しっかりと地に足をおろして着実に進む気持ちになります。

また、慣れていることや地道にコツコツやる単純作業をするときにも、茶色は能率を上げてくれます。
例えば、いつも暴走気味の人を抑制したいときには、茶色のものを持たせてみると落ち着いてくれるかもしれません。

「茶色」を使用する時の注意

茶色は安定志向になり冒険心を抑制します。
重要なことを決める会議の場としてはいいですが、アイデアがたくさん必要なクリエイティブな会議では思考が現実的な方へと向かってしまいます。

また、汚物の色のイメージがあります。

「ベージュ色」服装の色の効果とは?

「ベージュ色」は一言でいうと、「穏やかで大人っぽい人に見せてくれる色」です。
特に、和室の畳や障子の枠にも見られるベージュは、自然を感じさせ日本人には馴染みのある色でもあります。
また、一見地味で目立たないイメージを持ちますが、自分に自信がある表れでもあります。

実は、身につけると年下・年上に関係なく慕われる雰囲気を出すことができます。

ベージュ色の効果

ベージュ色の印象

【良いイメージ】

 リラックス、ナチュラル、安心感、控えめ、落ち着き

【悪いイメージ】

 無難、活気が無い、野暮ったい

【身につけた時に、相手に与える印象】

 落ち着いている
 コミュニケーション能力が高い
 大人っぽい
 自然体
 まじめ
 頼りになる

 面白味のない人
 どこか物足りない
 地味な人

服装の色
ベージュ
穏やかで落ち着いた印象になります

「ベージュ色」の心や体への効果

最も緊張を緩めてくれる色です
温厚で自信がある人に見える
感情に走らず、堅実な行動がとれる
チームワークが上手に機能するようになる

「ベージュ色」を身につける効果

自分に自信があり、心穏やかで落ち着いた大人の雰囲気を出すことができます。
そして、着ている本人が穏やかな気持ちになれるだけでなく、相手にも安心感を与えることができます。
また、人の話を聞いたり、相談にのる場合に効果的な色です。
さらに、友達・家族を大事にする印象を与えることができます。

「ベージュ色」を使用する時の注意

くつろぎ過ぎて、活動するパワーが減退してしまうことがあります。
つまり、メリハリがなくぼやけた印象になることもあります。部分的にアクセントカラーを上手に使いましょう。

また、疲れているときに欲する色ともいわれています。
刺激が欲しくないという心理状態の時に惹かれることが多いようです。

「白色」服装の色の効果とは?

「白色」をでいうと、「純粋で素直に見せくれる色」です。
特に白は、汚れのない清潔なイメージや明るいイメージを表現したい場合に効果的です。
そして、信頼感や清潔感といったクリーンなイメージを与えるので、高い好感度があります。

実は、光を透過する白は健康に一番良い色とされています。
白の真っさらな状態は、始まりや出発といったスタートを印象づけます。

白色の効果

白色の印象

【良い印象】

 純粋、清潔、平和、正義

【悪い印象】

 無、薄情、味気ない

【身につけた時に、相手に与える印象】

 正義感が強い
 理想主義
 真面目
 シンプルなことが好き
 神様を信じている

 無駄なことが許せない
 嘘が嫌い
 世間離れした所がある

服装の色
白色
純粋で清潔感のある印象になります

「白色」の心や体への効果

清潔な印象を与える
実際よりものを軽く感じさせる
始まりを感じさせる
汚してはいけないと思わせる

「白色」を身につける効果

邪気を払ってくれる白は、人間関係を円滑にしてくれます。
そして、白から連想される清潔感は人受けを良くします。
また、白は切り替えの作用があるので、前向きな気持ちになるパワーをくれます。
さらに、白の軽いイメージは身体の不調も軽くしてくれます。

「白色」を使用する時の注意

いわゆる「真っ白」は光を強く反射し、疲労を促します。

そして、汚れが目立ちやすいという難点があり、場面によっては身につけると(汚してはいけないと)周りの人に気を使わせてしまう事があります。

「灰色」服装の色の効果とは?

「灰色」は一言でいうと、「穏やかで控え目に見せくれる色」です。
その為、灰色は他の色との協調性が高く、どんな色にも馴染みます。
つまり、本質的に他の色を目立たせる効果があります。
そして、明るければ白、暗ければ黒のイメージ効果が加わります。

灰色の効果

灰色の印象

【良い印象】

 穏やか、大人、真面目、信頼

【悪い印象】

 地味、不信、無気力、

【身につけた時に、相手に与える印象】

 温厚
 中立を保つ
 控えめ
 大人しい
 物腰が柔らかい

 自信がない
 人に嫌われたくない
 防御本能が強い

服装の色
灰色
控えめで真面目な印象になります

「灰色」の心や体への効果

上品でお洒落な印象を与える
穏やかで控えめな印象を与える
落ち着いた雰囲気を与える
物事を受け入れやすくなる

「灰色」を身につける効果

灰色はバランス感覚を高めてくれます。
そして、周りの状況を考えたり、相手に調子を合わせて行動できるようになります。
その為、目立ちたくないときには効果的です。

また灰色は、落ち着いた大人の印象を表現できます。
さらに、苛立ちや疲れといったストレスを和らげ、いたわる効果もあります。

「灰色」を使用する時の注意

自我を抑え込んでしまう力があります。

その為、強く自分をアピールしなければならない場面や、プレゼンテーションでは印象が弱くなってしまうため、明るい色と一緒に使用するようにしましょう。

「黒」服装の色の効果とは?

「黒色」は一言でいうと、「重厚で威厳ある人に見せてくれる色」です。
黒はすべての色を吸収・遮断します。
そして、強さや権威、神秘的な雰囲気を感じさせる色ですが、他の色に比べて負のイメージが潜在的にあります。

黒は若い年代に好まれ、高年齢では嫌われる傾向のある色です。
また、幼少期は好き嫌いの差が大きい色となっています。
ちなみに、男性からの人気があります。

特に、独立心や孤独になりたい気持ちが強いとき、自分の弱さや不安や悲しみを隠したいときに、黒に惹かれます。

黒色の効果

黒色の印象

【良い印象】高級、重厚、威厳、自信

【悪い印象】絶望、死、孤独

【身につけた時に、相手に与える印象】

 威厳
 完璧主義
 ポーカーフェイス
 独立心が強い
 芸術肌

 打ち解けない
 近寄りがたい
 干渉されたくない

服装の色
黒色
重厚で威厳のある印象になります

「黒」の心や体への効果

実際より、ものを重く感じさせる
強さや圧力、権力など力を感じさせる
高級感を与える
老化を促進させる

「黒」を身につける効果

黒は有彩色をもっとも引き立たせる色です。
落ち着きや威厳、高級感、モダンな雰囲気を加えるので、オシャレにみせるのに便利な色です。
そして、威圧感のある色なので、意見を通したいときや譲歩をせず交渉を進めたいときによい色です。

また、「もっと周りから注目を集めたい」と思っている場合に威力を発揮します。
逆に、人を寄せ付けたくないとき、周囲に左右されないとき黒を使うことで距離もおけます。

自分の個性を主張したいときに、自分に殻を作ってくれます。

「黒」を使用する時の注意

黒は「高級感」と共に「神秘的」「恐怖」といった印象があり、ファッションに使いすぎると近づきにくい印象を与えます。

つまり、人と仲良くなりたい、友達を作りたい場合は避けた方が無難な色です。
また、黒は老化の色です。光を遮断するためエネルギーが伝わってこない状態になり、衰えにつながります。

「金色」服装の色の効果とは?

「金色」は一言でいうと、「心が豊かで威厳がある人に見せてくれる色」
特に、金色は高価の象徴、豊かさを表す色です。
また、存在感も強く、特別な印象を与えます。
古くから神々の光輪として描かれたり、特に「権力者の衣服」として使用された色です。

金色の効果

金色の印象

【良いイメージ】

 才能、成功、高級、豊かさ

【悪いイメージ】

 成金、派手、傲慢

【身につけた時に、相手に与える印象】

 リッチ
 威厳がある
 心が豊かな人
 自分に満足している
 カリスマ

 結果だけを求める
 個人主義
 常に主役でいたい

服装の色
金色
リッチで成功している印象になります
(基本はアクセサリーで使用)

「金色」の心や体への効果

特別なものと認識させる
高級感を感じさせる
豊かな気持ちにさせてくれる
自分に対して自信を持てるようになる

「金色」を身につける効果

気持ちが豊かになるので、活力が増幅されます。
そして、金色は意欲的な気持ちにさせます。
さらに安心感が高まり、理想や夢へまっすぐ進むことができます。
成功への確信を増大させたり、高い理想を掲げたり欲望を刺激する色です。
また、周りに夢を与え、包み込む印象を与えることができます。

「金色」を使用する時の注意

高級感のある金色ですが、多様すると派手で傲慢なイメージにもつながってしまいます。
控えめにワンポイントに使うことで価値を感じます。

金色を引き立てるには青色や白色、グレー、黒色、茶色といった落ち着いた色をベースにすると輝きます。

「銀色」服装の色の効果とは?

「銀色」は一言でいうと、「上品で都会的に見せてくれる色」です。
そして、銀色は他の色との協調性が高く、どの色とも馴染める色です。
また、灰色と似たイメージ効果を持っています。

白をより高級に表現するときにも使われます。
そして、静かでシンプルな環境を求めているとき、人は銀色に惹かれます。

銀色の効果

銀色の印象

【良い印象】

 知性、才能、協調性、都会的

【悪い印象】

 冷たさ、二番手、影

【身につけた時に、相手に与える印象】

 判断能力が高い
 秘めたる自信
 クール
 信頼できる人柄
 目に見えないものを感じる

 批判的
 参謀タイプ
 理屈っぽい

服装の色
銀色
上品で都会的な印象になります
(基本はアクセサリーで使用)

「銀色」の心や体への効果

都会的で上品な印象を与える。
気持ちをすっきりさせてくれる。
洗練されたシャープな印象を与える。
気持ちをリラックスさせる。

「銀色」を身につける効果

控え目だけれども、洗練された雰囲気を出すことができます。

そして、人とは違う鋭さ、個性的な才能をアピールしたい場合などにも有効です。
特に職人気質の人や能力のあるサポーターを求めている人に強い印象を与えることができます。

「銀色」を使用する時の注意

まわりに「一番になることに興味がなく、自分の中で満足ができれば良い」という印象を与えます。

また、自分への厳しさをまわりの人に強要したり、理想やプライドが高くなりすぎている印象を与えやすいので注意しましょう。