お店や雑誌でも「パーソナルカラー診断」という言葉を聞くようになりましたね。
この記事は「初心者」の方向けに「パーソナルカラーの基本知識と理論」をまとめてみました。

特に「3.カラーグループの見分け方のコツ(理論)」を多めに説明しています。
理論がわかると、好きなブランドや価格帯で自由に似合う服を選べるようになりますよ!
目次
「パーソナルカラー診断」とは何?
まずは、「パーソナルカラー」について説明します。
「パーソナルカラー」とは、「肌・髪・瞳の色などを綺麗にみせてくれる色」の事をいいます。
色のグループは、イエローベース(イエベ)の春・秋タイプ、ブルーベース(ブルべ)の夏・冬タイプの4つに分かれています。
次に「パーソナルカラー診断」について説明します。
「パーソナルカラー診断」とは、「季節の名前(春夏秋冬)」をつけた4つの色のグループのうち、「どのグループが自分の肌や瞳を健康的に綺麗に見せてくれるのか」を診断するものです。
下の写真は左がパーソナルカラー、右がパーソナルカラーではない色を顔周りに持ってきた場合の写真です。
「左」は顔全体が綺麗に見えるのに対して、「右」は元気のない感じに見えると思いませんか?
「パーソナルカラー診断」を行うメリット
それでは「パーソナルカラー診断」を行うメリットを紹します。
「パーソナルカラー診断」を行うメリット
- シミ、シワが目立たなくなり、肌が綺麗に見える色がわかる
- 健康的で、第一印象が圧倒的に良くなる色がわかる
- 服やアクセサリーが高価に見える、買い物の失敗が減る
上記のような事があれば、自分に自信がつくと思います。
そして、気持ちがとても前向きになると思いませんか?
特に、成人式や結婚式などの人生において大切なイベントがある方、高価なコート、化粧品を買う際にパーソナルカラーを取り入れる事をお勧めします。
「似合わない色」を身につけた場合
逆に、「似合わない色」を身につけると、下記のような事が起こります。
- シミ、シワが目立ち、老けた印象になる
- 体調が悪く、機嫌が悪く見える
- 高価な服やアクセサリーを身に着けても悪目立ちする、安物に見える
例えば「カッコ良く見られたい」と思って黒い服を着たのに、周りの人に「なんか不機嫌そう、話しかけにくいな・・・」とみられてしまうこともあります。
そんな誤解は悲しいですよね。
カラーグループの見分け方のコツ(理論)
せっかく服やメイク道具を買うならば、自分を綺麗に見せてくれる色を購入したいと思いませんか?
そこで重要なのが、「色の見分け方」の理論を知る事です。
仮に、診断結果で「あなたはイエベの春タイプです。」と言われても、「イエベの春タイプって何色?」となったら自分で選べないですよね。
特に重要なのが「イエローベース(イエベ)」「ブルーベース(ブルべ)」、「春(スプリング)」「夏(サマー)」「秋(オータム)」「冬(ウインター)」という色のグループ名の区別です。
ちゃんと色分けには理論があり、ちょっとしたコツで区別ができるので、安心して下さいね。
イエベ・ブルべの分け方とは?
まず、色を「イエベ」「ブルベ」の2グループに分けます。
黄色っぽさがある色がイエベ、青っぽさが色がブルベとなります。
もっと詳しく説明すると、
例えば、「赤色」の絵の具にちょっとだけ「黄色」を混ぜると、「黄色寄りの赤」
「赤色」の絵の具にちょっとだけ「青色」を混ぜると、「青色寄りの赤」になりますよね。
元の色+ちょっとだけ黄色(または青色)が混ざったような色が、それぞれ「イエベ」「ブルベ」だと考えれば、色の区別がしやすくなります。
自分が「イエベとブルベのどちらが似合うか」がわかるだけでも、似合う服の色の傾向がわかりやすくなります。
春夏秋冬のカラーグループの分け方とは?
次に、「イエベ」「ブルべ」を2種類に分けて「春・夏・秋・冬」に分けます。
ここでは「清濁」という分け方でグループ分けをします。
ちなみに、「清濁」とは「白黒を加える(濁)、又は何も加えない(清)」という意味だと思って下さい。
具体的な「清濁」での分け方は、下記のような感じです。
その為、そのカラーグループが似合う人には、次のような印象になります。
春…明るく元気な印象
夏…爽やかで、優しい印象
秋…大人っぽく、落ち着いた印象
冬…ダイナミックでシャープな印象
下のイラストは、同じ絵の女性ですが、色によって印象が変わると思いませんか?
さらに最近では、雑誌などの影響で、下記のような呼び名が一般的になってきています。
「パーソナルカラー」のよくある勘違い
「私、赤い服が似合わないの」のような「特定の色が似合わない」というご相談を受ける事があります。
しかし、パーソナルカラーのグループには、どのクループにも「赤」があります。
つまり、「似合う赤」「似合わない赤」というのが存在します。
基本的に、どのグループにも「赤・黄・緑・青・紫・ピンク・茶・グレー・白」がちゃんとあります。
しかし、特定のグループにしか存在しない色もあります。
そして、勘違いしやすい色もあります。
例えば、青はブルべ夏・ブルべ冬だけではなく、イエベ春・イエベ秋にもあったりします。
下に「特定のカラーグループにしか存在しない色」「間違いやすい色」をまとめました。
参考にして下さい。
また、パーソナルカラーは「好きな色=似合う色」とは限りません。
客観的な分析が必要となります。
しかし、プロ診断なら「好きな色」と「似合う色」に違いがあった場合は、上手に取り入れるコツもアドバイスいたします。
自分のパーソナルカラーに慣れる方法
パーソナルカラーが分かっても、自分で選べなければ意味がありませんよね。
では、どのように判断の練習をすればよいかというと、下記の方法をお勧めします。
- 同じ系統の色を見比べる
- 自分のパーソナルカラーの見本を持ち歩き、照らし合わせる
- 顔に近づけて、確認する
1.同じ系統の色を見比べる
デザインは気にせず、ぱっと見で「同じ色だと感じるもの(例えば青と感じる服)」を、集めてみて下さい。
自分のパーソナルカラーではなくてもよいです。
一言で「青」と言っても、同じ色ではないとわかるはずです。
見比べているうちに「黄色っぽい青」「くすみのある青」などの判断ができるようになります。
2.カラー見本に照らし合わせる
自分のカラータイプの色見本を持っている方は、服に照らし合わせて色を確認すると良いでしょう。
(NSYでは、パーソナルカラー診断を行った方に、手の平サイズのカラー見本も差し上げています)
よくある質問で「色見本と同じ色が見つからない」という相談があります。
実は、まず同じ色は見つからないと思った方が良いです。色は無限にあります。
重要なのは「カラー見本の中に入っても違和感のない色(調和する色)を選ぶ事」だと思って下さい。
例えば、持っている赤い服が自分のカラータイプかどうか調べるとしましょう。
まず、カラー見本内の赤と比較し、さらにグループ全体として違和感がないかを調べればOKです。
もしも、その色だけ浮いていたら、「別のカラーグループである」ということです。
3.顔に近づけて、確認する
そもそもパーソナルカラー診断は、「顔の近くに布をあてて、肌が健康的で綺麗に見える色を探す」診断でした。
お店の鏡で顔の近くに服を充てて、顔への映えをチェックしてみて下さい。
パーソナルカラー診断の結果は変化するのか?
パーソナルカラー診断の結果は日焼けや加齢で変わるのか?
よくある質問に「日焼けをすると、パーソナルカラーは変化するのか?」「加齢でパーソナルカラーは変化するのか?」という質問があります。
結論からいうと「日焼けや加齢でパーソナルカラーは変化しない」と考えています。
具体的には「4シーズンのパーソナルカラーの診断結果は変化しないが、16タイプ・パーソナルカラーの場合、ベストカラーグループは変化することもある」と考えています。
例えば、パーソナルカラーで「春タイプ」と診断され、セカンドカラーが「夏」だとします。(下の図の②)
日焼けにより「春タイプ」であることに変わりはないが、セカンドカラーが「春①・秋⑤・冬⑥などに代わる可能性はある」ということです。
セカンドカラーが変化すると、かなり似合う色の印象が変わると思います。
そのため、「カラータイプが変わった」と感じてしまうのかもしれません。
4シーズンの「春タイプ」から「夏タイプ③④⑦⑧」などに変化するようなことはないと考えています。
セカンドカラーの詳しい説明は、下記の「16タイプ・パーソナルカラー診断」を参考にして下さい。
他の診断(骨格診断、顔タイプ診断Ⓡ)との関連性
「パーソナルカラー診断」「骨格診断」「顔タイプ診断Ⓡ」の関係性
パーソナルカラー診断は「あなたを綺麗に見せていれる色」を診断するものです。
しかし、服は「色」「デザイン」「素材」「サイズ感」の4つの要素から成り立ちます。
それらの要素1つ1つ何が似合うのかを「パーソナルカラー診断」「骨格診断」「顔タイプ診断」の3つの診断から決定していきます。
3つの診断は複合的に4つの要素に絡んでいます。
例えば私(高田)を例にあげると
骨格診断「ナチュラルタイプ」の一般的な説明は「ラフでカジュアルな服が似合う」
顔タイプ診断Ⓡ「ソフトエレガント」の一般的な説明は「シンプルで大人っぽい服が似合う」
ということになります。
真逆なことを言われている感じだと思いませんか?
そのような場合の調整を行っていきます。